どうもこんにちは。黒ねずみです。
7月はETFの決算がけっこう多い時期です。
特に野村アセットマネジメントが出しているNEXT FUNDSの業種別ETFは全て7月決算です。
その中でひときわ目を引くETFがあります。
そのETFは………………………..
NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信(1631)
です。
今日はこのETFについて書いていこうと思います。
まずはこのファンドについて説明していきます。
基本的な情報はこちら。
・終値 :7,600円(2021年7月9日時点)
・決算日 :毎年7月15日(年1回)
・分配金実績 :888円(1口あたり)
・信託報酬 :0.3520%
・分配金利回り:11.68%
過去の実績ではありますが、この恐るべき分配金利回り。
その他のあらゆるETFをはるか凌駕する水準となっています。
なぜこんなに高い利回りになっているのか。
まずこれまでのチャートを見ていきます。
上場来で見ると確かに低いですね。
ただ去年の分配金が出たときも低かったのでそのあたりはあまり変わってないです。
それにしても上場来の価格はかなり下がってますね。キャピタルゲインはあまり期待できなさそうです。
次に過去の分配金をその利回りを見ていきます。
2020年:888円
2019年:566円
2018年:323円
2017年:260円
2016年:223円
2015年:238円
2014年:405円
2013年:217円
2012年:196円
2011年:193円
上がってきてます。
値上がりは期待できませんがインカムゲインの成長は期待できるETFの可能性はありそうです。
次にこのETFを構成する銘柄を見ていきます。
このETFの名前の通り銀行によって構成されているファンドになります。
主な構成銘柄は以下のとおりです。
全81銘柄で構成されていますが、全体の66%はメガバンクで構成されています。
つまりこのメガバンクの動向が重要になってくるということです。
ではメガバンク3行の配当政策はどうなっているのか見ていきます。
三菱UFJフィナンシャルグループ
三井住友フィナンシャルグループ
みずほフィナンシャルグループ
難しい文字ばかりですが3社とも共通しているのは配当性向40%を目指して配当しますという内容になっています。
それに加えて三井住友フィナンシャルグループは減配せずに増配していきますということも記載されています。
僕の個人的な考えですが、最近はずっと低金利なのでお金を貸すことが本業の銀行は成長する絵が描けないと思っています。
なので投資家に評価されにくいのですが、そんな中でも評価してほしいので配当性向40%という高い水準を出しているのではないかと考えています。
それに加えてこの3社のPBRは0.4倍代と非常に低く、これ以上株価が下がるかと言うと一気に半分とかにはなりにくいのではないかと思います。
上記を踏まえると全体の66%を構成している銘柄については、株価はなかなか上がっていく状況ではないものの株価評価はかなり割安なので下がりにくい。
一方で配当水準は上場企業全体と比較しても高く、一部の銘柄は下げないという方針も出しているので今後も安定的に高水準の配当が期待できる。
こんな感じでしょうか。
ということで今回は1631のETFについて書いていきました。
構成銘柄の配当が今後も安定して見込めるというのはわかるのですが、それでも配当金だけでは11%のリターンには遠く及ばないと思うのですがこれどういう仕組になってるんでしょうか?
野村のめちゃくちゃ優秀なディーラーが株の売却益を出しまくっているのでしょうか?
いくら分配金利回りが高いといっても実績なので今年も高いとは限りません。
ただ過去から見ると分配金は上がってきてますしワンチャンあるんじゃないかと思っています。
怖くて全力買いは出来ませんが。
7/15決算なのでまだ週明け買えば間に合いますよ!
来週発表される分配金が楽しみです。宝くじ買ってる気分です笑
ではまた!