住信SBIネット銀行で住宅ローンを組んでいる非居住者にとってVPNの契約が必須な理由

どうもこんにちは。

僕は現在香港に住んでいますが、赴任前に日本でマンションを購入しておりSBIネット銀行で住宅ローンを組んでいます。

なので海外赴任中も日本の口座から毎月一定額がローン返済として引き落とされていますが、赴任当初非常に困ったことがありました。

それは海外からだとPCやスマホで自分の口座にログインできないことです。

どういうことか意味が分かりませんよね?ということで今回はなぜこんなことが起こるのか、そしてその解決策をご紹介します。

 

住宅ローンを組んでいる非居住者に対する住信SBIネット銀行の対応

まず初めに住宅ローンを組んでいる人が非居住者になる場合、どのような手続きが必要なのかご説明します。

必要な手続きは以下2点です。

  • 海外に居住することになる旨の申告(住宅ローンが継続可能かどうか確認するため)
  • 財務管理人の選定とその申告

 

実際はこれ以外にも住宅ローン減税関連その他もろもろで自宅のある役所に対して提出する書類がありますが、住信SBIネット銀行に対しての手続きのみ記載しました。

この2点目が非常に厄介で、SBIネット銀行に登録される電話番号は自分のものではなく財務管理人のものになります。

これは住宅ローン関連で銀行から連絡する必要があったり必要書類の送付先を全て財務管理人にする必要があるからです。

 

登録電話番号が財務管理人のものになるとどうなるのか?

結論から言うとSMS認証が出来なくなりアプリにログインできなくなります。

住信SBIネット銀行はアプリにログインする際、通常であればIDとパスワードでログインできます。

ですが海外からログインされた場合、不正なログインを防ぐためSMS認証を求められるようになります。

登録されいてる電話番号は自分のものではなく、財務管理人(私の場合は母親)のものになっているのでパスワードは母親のスマホに届きます。これでは僕はログインできません。

これに関して解決策はないのか住信SBIネット銀行にメールや電話で問い合わせて聞いてみました。複数のオペレーターの方に相談しましたがまとめると以下のような回答でした。

  • 海外からログインする際にSMS認証が求められるのは不正を防止するための仕様
  • 登録される電話番号は財務管理人以外のものにはできない
  • SMSパスワードは本人以外に教えてはいけないものであるため財務管理人からパスワードを聞くのは望ましくない

つまり、、、、、、どういうこと?海外にいる間ずっとログインするなってことなんでしょうか?口座が確認できないと万が一残高不足になっていても気付くことが出来ず、ローンを滞納してしまう可能性があるんじゃないか。

結局いくらやり取りしても解決できず、しばらくはログインする際に事前に母親に連絡してパスワードを教えてもらっていました。SMSパスワードを人に教えてはいけないのは知っていますが口座の状況を把握できませんので仕方ありません。

 

VPNを使うことで解消できる

ですが実はこの現象はVPNを使うことで解消できます。

VPNとは自分が今いる地域以外のIPアドレスを使ってインターネットにアクセスできるサービスです。僕の場合はこれを使うことで香港にいながら日本からアクセスしているのと同じ状況を作り出すことが出来るようになります。

すると住信SBIネット銀行のアプリでもSMS認証が求められなくなり、海外にいながら問題なくログインすることが出来ました。

かなり手こずりましたがなんとかログインできるようになって良かったです。これ以外にも海外に住みながらVPNを使うメリットは色々とあります。こちらの記事でも紹介していますので良かったら参考にしてください。

Nord VPN

僕は色々あるVPNサービスの中で普段Nord VPNを使っています。料金はプランにもよりますが月々数百円とそんなに高くありません。

Nord VPNの主な特徴は以下の通りです。

  1. セキュリティ対策: NordVPNは、強力な暗号化と高度なセキュリティ機能を提供しており、ユーザーのオンラインプライバシーを保護し、データの盗難やハッキングから身を守ることが可能です。
  2. VPNサーバーの数: NordVPNは、世界中に分散したVPNサーバーネットワークを持っています。数千ものサーバーがあり、ユーザーは自分のニーズに合わせてサーバーを選択できます。
  3. プライバシーへの取り組み: NordVPNは、厳格なログポリシーを採用しています。ユーザーのオンラインアクティビティを追跡するためのログは一切残さず、完全な匿名性を提供しています。
  4. オンラインストリーミングのサポート: NordVPNは、ジオブロックを回避して世界中の人気のあるストリーミングサービスにアクセスできるようにします。Netflix、Hulu、Amazon Primeなど、多くのプラットフォームに対応しています。
  5. マルチデバイス対応: NordVPNは、複数のデバイスで同時に利用できます。Windows、Mac、iOS、Android、Linuxなど、さまざまなプラットフォームに対応しています。
  6. 速度とパフォーマンス: NordVPNは高速かつ安定した接続を提供します。遅延や断続的な接続の問題を最小限に抑え、ストリーミング、ゲーム、ダウンロードなどの活動に最適です。
  7. 24時間体制のカスタマーサポート: NordVPNは、24時間365日のカスタマーサポートを提供しています。専門家のサポートスタッフが利用可能で、問題解決や質問に迅速に対応します。

 

Nord VPNの利用画面は以下の通りです。

世界地図を見ながら接続できるVPNを選ぶことが出来ます。感覚的に使えるため複雑な操作は全くありません。

 

まとめ

住宅ローンのある海外居住者にとって日本国内の口座残高は気を付けなければならないにも関わらず、普段の生活の中では意識しにくいものです。

とはいえ非常に重要で万が一があると取り返しがつかない場合もあるので、自分の状況は常にしっかりと把握しておく必要があります。有料のVPNサービスは多少の出費はあるものの、非常に有効なサービスですので、いま海外に住んでいる方、これから海外に住む方はぜひ導入を検討してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です