どうもこんにちは。黒ねずみです。
僕は2020年に住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用してマンションを購入しました。
今回はどの銀行で住宅ローンを組もうか悩んでいる方に住信SBIネット銀行を利用するメリットやデメリットを紹介した上で総合的に考えてオススメできるかどうか紹介してきたいと思います。
まず以下のような人が住信SBIネット銀行の住宅ローンがオススメです。
- とにかく低金利が良い
- 手続きをネットだけで完結したい
- 繰り上げ返済していくことを当初から想定している
- 割安で全疾病保障をつけたい
これから詳細を書いていきます。
銀行選びの参考にしていただけると嬉しいです。
住信SBIネット銀行の住宅ローンがおすすめな4つの理由
まずは住信SBIネット銀行を利用するメリットについて記載していきます。
低金利
変動金利 | 0.41%〜 |
10年固定金利 | 0.73%〜 |
全期間固定金利 | 1.01%〜 |
住信SBIネット銀行の住宅ローン金利は業界トップクラスの低金利です。
実は不動産販売会社との提携ローンを使うともう少しだけ金利が低くなります。
またこの後説明する全疾病保障をしっかりつける前提では住信SBIネット銀行の金利が最も低くなる可能性があります。
全疾病保障が金利上乗せなしで付けられる
通常の団信が金利の上乗せなしでつけられるのは他社と同様ですが、全疾病保障も上乗せなしで付けられます。
他行は金利が上乗せになることが多いです。
この全疾病保証ですが注意点もあります。こちらは後述します。
ネットと郵送だけで手続きが完結
住宅ローンの申込み手続きで店舗に出向く必要はなくネットと郵送のみで手続きを完結させることができます。
具体的なフローは以下のとおりです。だいたい仮審査申し込みから実行まで1ヶ月半必要になります。
忙しくて店舗に行く時間がない方には魅力的ですね。
①ネット上で15分ほどで完結します。
②申込みから3営業日以内に結果がEメールで返ってきます。
③Eメールで送られてくる専用webサイトから保険の申込みを行う。
①送られてくる正式審査申込書類に記入・捺印をして返送する。
②審査結果がEメールで返ってくる。
③銀行口座のカードが送られてくるので受け取る。
①「借入手続きのご案内」(正式審査後2営業日後に発送)にて契約内容を確認。
②不動産会社と借入希望日を決定(物件の引き渡し日)。
③専用webサイトから以下3点を確認・入力
④専用webサイトで契約内容の最終確認を行い、借入希望日の5営業日前までに「この内容で契約する」ボタンを押下。
⑤自己資金が必要な場合は融資実行の2営業日前までに口座に入金。
返済口座への資金移動が0円
会社に努めている場合、給与口座が必ずしも住信SBIネット銀行とは限りませんよね。
住宅ローンのためにわざわざ給与口座を変更するのはめんどくさいけど、毎月資金を移すのも手数料がかかるしめんどくさい。
こういう場合に備えて住信SBIネット銀行では定額自動入金サービスというものがあります。
名前の通り、あらかじめ決めておいた金額を手数料0円で自動的に住信SBIネット銀行に移動させることが可能なサービスです。
使ってみて感じますが、資金移動を忘れる心配もなくかなり便利です。
繰上返済がいつでも手数料なしで1円から可能
書いている通りです。
住信SBIネット銀行では、繰上返済がいつでも手数料なしで、しかも1円からいくらでも可能です。
スマホからすぐにできて3分もかからずに繰上返済できます。
住信SBIネット銀行の住宅ローンの2つのデメリット
一方でデメリットもあります。
ここでは僕が感じるデメリットを2つご紹介します。
全疾病保障のハードルが高い
金利上乗せなしで全疾病保障がついている住宅ローンは多くなく間違いなくメリットと言えます。
一方でローン残高がゼロになるには12ヶ月連続で就業不能な状態である必要があり、当然ですが治療しながら働ける状態はNGです。
そう考えるとハードルはかなり高いと考えられます。
2.2%の取扱手数料がかかる
住信SBIネット銀行で住宅ローンを取り組む場合、借入額に対して2.2%の取扱手数料がかかります。
僕は5,000万円借りたので110万円の事務手数料がかかりました。
正直これはかなり痛かったし他の金融機関を利用するかどうかも検討しました。一方で調べていくうちに低金利で住宅ローンが組める銀行はもれなく事務手数料が2.2%かかることがわかりました。
また事務手数料がない銀行の金利は住信SBIネット銀行と比べて高く、どちらが得か慎重に計算しました。
結論としてはデメリットとしてはあるものの、共用範囲内かと思っています。
理由は以下のシミュレーションでご説明します。
住信SBIネット銀行の変動金利
まずは以下の条件で借入することを想定します。
35年まるまる借りた場合に支払う金額は以下の通り。
またこの借入にかかる費用はこちらになります。
結果としてかかる金利及び手数料をまとめると
総支払金利3,688,890円+諸費用1,405,000円=5,093,890円
なかなかに高いですね。
ちなみに借入開始から10年後に一括返済すると返済金利はいくらくらい減るのでしょうか。
試算してみました。
借入金利が1,777,628円減少しました。
結論として10年後に一括返済する場合、金利や諸経費を含め住宅ローンに必要なコストは
3,316,262円
になります。
ソニー銀行の変動金利
事務手数料が税込み44,000円のソニー銀行の「住宅ローン」と比較します。
ソニー銀行の住宅ローン変動金利は2022年3月23日現在0.757%です。
前提条件は以下のとおりです。
35年まるまる借りた場合に支払う金額は以下です。
そして諸費用はこちらになります。
とうことで支払い金利と諸費用を合わせた合計額は
総支払金利6,944,827円+諸費用349,000円=7,293,827円
35年フルで借りる前提では住信SBIネット銀行と比較すると400万円も高くなります。
でも繰り上げ返済を使うと変わってくるんじゃないのか?
ということでそちらも試算してみました。
先ほどと同様に10年後に一括返済します。
支払金利が3,491,176円減少しました。
結論として10年後に一括返済する前提でかかる総コストは
3,802,651円
となります。
5,000万円借りる前提でのシミュレーション比較をまとめると以下のようになります。
住信SBIネット銀行 | ソニー銀行 | |
変動金利 | 0.410% | 0.757% |
事務取扱手数料 | 1,100,000円(2.2%) | 44,000円 |
支払金利(35年) | 3,688,890円 | 6,944,827円 |
総額 | 4,788,890円 | 6,988,827円 |
⇒住信SBIネット銀行の方が2,199,937円おトク!
住信SBIネット銀行 | ソニー銀行 | |
変動金利 | 0.410% | 0.757% |
事務取扱手数料 | 1,100,000円(2.2%) | 44,000円 |
支払金利(35年) | 1,911,262円 | 3,453,651円 |
総額 | 3,011,262円 | 3,497,651円 |
⇒住信SBIネット銀行の方が486,389円おトク!
とうことでどちらのケースでも事務取扱手数料2.2%を払ってでも金利を安くした方が有利ということになりました。
金利恐るべしですね。
最初に100万円以上持っていかれるのは手痛いですが、長期的に考えると間違いなく得なので僕はここが決め手になり2.2%の手数料を払う覚悟を決めました。
ちなみにこのシミュレーションは住信SBIネット銀行のホームページから試算可能です。
入力も簡単なのでぜひ一度使ってみてください。
参考 住宅ローン返済シミュレーション住信SBI銀行ネット銀行
不動産販売会社との提携ローンについて
最後に不動産販売会社との提携ローンについてお話します。
住信SBIネット銀行は特定のマンション販売業者と一緒に提携ローンという商品を取り扱っており、もう一段の金利優遇を受けることができます。
以下は旭化成不動産の例です。変動金利が0.410%⇒0.390%となっています(2022年3月)。
この提携ローンも非常に魅力的で当時の僕の選択肢の中では金利が最安でした。
ということで最終的に住信SBIネット銀行で住宅ローンを組むことにしました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
住信SBIネット銀行は低金利、申込みはネットと郵送で完結、繰上返済にかかる手数料が無料かつ1円から自由にできるなど色々とメリットが多い住宅ローンを展開しています。
デメリットもありますが、事務取扱手数料については先に資金が出ていくことを考えても金利の低さを勘案すると将来的にはおトクなので許容できる範囲なのではないかと思っています。
住宅ローンをご検討中の方はぜひ参考にしてください!
ではまた!